高カリエスリスク症例1.0(糖質と虫歯の関係)前回のつづき https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202403070001/ 17歳女性、右上6、歯冠崩壊 歯冠崩壊の最初のきっかけは咬合性外傷だと思われるが、次の段階はクラックに沿った内部のエナメル質の崩壊、これは酸素濃度差腐食が主因だ。それが象牙質に達するとそれに加えて象牙質とエナメル質のイオン化傾向の違いによる異種金属接触腐食が加わり、主に象牙質が崩壊する。薄いエナメル質だけが残るが、これは機械的に壊れていく。 この段階がこの画像だ。こうした解説は従来の歯科医学では説明は困難だ。 象牙質はエナメル質より柔らかいから先に溶けるとしているが、そもそも柔らかいと溶けるというのは別の話だということに気が付かねばならない。 信じられないことだが、世界中の歯科医師はこれに気が付いていない。 つづく |